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2016年02月16日

究極の自由と孤独


最近、掃除もブログも
完全にやる気をなくしているな
とお気付きのことかと思う。^^;
また現実逃避する悪い癖が再発して
ドラマや映画を見ていたりした。
でも、言い訳じゃないけれど
こういう事も全く無駄じゃないと思ったりする・・・

最近見た映画で特に印象に残っているのは
インターステラー
ヒミズ
イントゥ・ザ・ワイルド。
その中でイントゥ・ザ・ワイルドについての感想など。
(以下、興味のある方はお読みください。^^)


最初、何の予備知識もなく見たので
若者のよくある自分探しの旅が
普通よりちょっとワイルドで
その旅の中で学びながら成長していく話かなと
ありきたりでつまらないかもと思いつつ見ていた。
その予想は全く違っていたわけじゃなかったけれど
見終わった後の感想は全く違ったものになった。

大学を優秀な成績で卒業したその青年は
親からもらった学費を全額寄付して
突然無一文で旅に出た。
その後いろんな人たちと出会ったり
時には働いて金銭を得たりして旅を続けていたが
最終的な目的はアラスカの荒野で
たった一人で生きてみるということだった。

物が溢れすぎていたり
複雑な人間関係や
決まり事の多い世の中に窮屈さを感じて
自然の中で自分の力だけで生きてみたいという
その気持ちはわからなくもないが
実際にやらずともその過酷さは想像できるので
本当にやろうと思う人は稀だろう。

と言ってもこれはアメリカ映画なので
大変な目に合いつつも
最後は九死に一生を得て
元の世界に戻っていくと言う
ハッピーエンドを想像していたのだが
しかしその期待は裏切られ
戻ろうとする青年の前に自然は牙をむく。
川の増水で戻ることもできず食料も尽きて
空腹に耐えかねた青年は
間違って食べてしまった毒草によって
荒野でたったひとりで
苦しみながらあっけなく死んでいくのである。

この物語が実話だったということも
衝撃的だったが
いくら文明社会を嫌ったところで
自然の前では人間は非力で
ましてや一人では生きられないという事実を
残酷な結果で思い知らせてくれる。

青年は最後に
「幸福が現実となるのは
 それを誰かと分かち合った時だ」
と言う言葉を書き残した。
過酷な旅の果てにそれに気付いたけれど
元の世界に戻れなくなった彼は
その旅を後悔していたのかと言うと全くその逆で
「僕の人生は幸福だった」と書いている。
彼の旅はたった二年で終わってしまったけれど
究極の自由と孤独を心の底から楽しんでいたのだと思う。

私はひとりが大好きだけれど
それでもたまに孤独だと感じる時がある。
でもそんなものは生ぬるい孤独だ。
文明社会のシステムの中で生きていて
その恩恵を受けているかぎり
それは究極の孤独ではない。

外に出てみて始めて
元いた場所のよさがわかる
ということはよくある話だけれど
その外に出てみる勇気がなければ
頭ではわかっているつもりでも
本当のところはわからないのかもしれない。
しかしそれを体験をしてみる勇気は全くない。

彼の場合、アウトドアのプロから見たら
準備不足だとか知識不足だとか思うだろうけど
あえてそういう物に頼らず
外に出てみたと言う
若者のその無謀とも言える勇気に
なんだか感動したのである。

クリストファー・マッカンドレスで検索すると
 ご本人の写真が出てくる。)


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posted by ぽこみ at 21:47| Comment(9) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぽこみさん、お元気だったんですね

今までのがんばりの反動が疲れに出ちゃったのかなと思っていました
映画で心の旅、良いですね
とりあえず、お元気そうな更新で安心しました
Posted by smiley at 2016年02月16日 23:55
お久しぶりです、ぽこみさん^^映画やドラマを見るのは楽しいですよね!私もどんどん映画を見れる環境を整えないとな〜と模索中です。レンタル屋さんが潰れちゃっていまや配信でレンタルすることも出来るのでしょう?なんとなくわかっちゃいるけどイマイチまだ踏み込めないんです。でもしっかり仕組みが出来たらきっと映画三昧で家から出ないと思いますw

ところでまたうちの母ネタなんですが昨日急に入院してしまいまして。内容は検査入院的なことなので元気なんですが、突然のことだったので入院セットがうまく用意できなくて病院の売店での定価の値札に、余計に具合が悪くなりそうな様子でした^^;(100均に慣れ過ぎた私にも想像がつきますw)災害セットは意外と用意しているものの緊急入院セットはなかなか準備がないですよね^^;うちの母は特に体が悪いせいもありますけど「入院の時の靴下ならアレ、タオルはアレ」と注文が厳しくて、取りに行ってくれた方のチョイスは満足じゃなかったらしく。しかも置き場所はそれぞれ違うし把握しているのは本人だけ。以前は何度もそういうお使いを頼まれてはダメ出しをされているので、探しに行ってくれた方の心中お察しいたしました^^;それと同時に自分も特殊?(3Lのパジャマや下着とか)なものを必要とするのでとっさに買ってきてくださいとか人にも頼めないなぁ〜と思い近いうち用意してみることにしました。タオルとか歯ブラシとか?ぽこみさんも用意してるかなぁ〜?と思って書いてみました^^長文ゴメンナサイ!
Posted by ハルル at 2016年02月17日 13:26
ぽこみさんの文から興味が湧きました。イントゥ・ザ・ワイルドおもしろそ〜。
Posted by ゆきえ at 2016年02月18日 06:38
こんにちは。
ちょくちょくブログ読んでます。

私は好きな映画で、少しその人が分かるなって思ってます。同じ映画が好きな友達とかいると嬉しいですよね〜。
イントゥ・ザ・ワイルドは見たことはないですが、興味あります。ぽこみさんの文章で、見てみたいと思いました。

最近すっかり集中力が落ちてしまい、映画や小説やなど全く読まなくなってしまいました。
久しぶりに挑戦したいと思います。
ありがとうございいました。
Posted by がおり at 2016年02月18日 08:58
おひさです。この映画のモデルの方、年齢もそんなに離れていないし、無謀さが批判されていたときに耳に挟みました。確かなことかはわかりませんが、人類学専攻だったと思います。通過儀礼を本当にやった方なんだと私は思っています。

通過儀礼は前後で人数がかなり減るものであるのが当然で、今でもそれを真剣に行っているのは限られた部族だけで、有名無実のものに成り果てスルーされてしまっているかと思います。それはそれで死亡率が低くて良いことかもしれませんが、通過して生きてきた男性の誇り高さは、まるで別の生きものだと思います。もちろん同じ社会で生きることはできず、残念至極ですが…。

自分が生きるために、本物の通過儀礼を必要としていることを理解して実行した、それが本物であったがために死亡した。通過儀礼というものが要求する代償を贖った人達の1人が彼であり、無意味な死などでは断じて無い、むしろ意味のために奴は死んだんだ、失礼なこと言うなバッカヤロー!と二十代終盤で社会的には死亡していた私は歯噛みしていました。

まぁ作家や監督やらの創造の人だけでなく、地球の反対側でぽこみさんやらプやらに影響を与えて文章を書かせるのだから、どんだけなの?ですね。

本人の内面は決して他人には理解できないとわかりきっていても、その内面を知りたいと思わせてくれる人はいて、私の持つ孤独から暫しの間救ってくれます。孤独は比べるものではなく、社会的条件で質が変わるものでもないと思います。私の孤独は時々私に文章を書かせますし、ぽこみさんにブログを書かせているのはぽこみさんの孤独なのでは…?本人にしかわからないことなのに失礼いたしました。
Posted by プロメテウス at 2016年02月20日 09:15
こんにちは。
以前、一度だけコメントした事があるモモンガと申します。
いつも読ませていただいてます。

「イントゥ・ザ・ワイルド」!!!!!!!

ひぇぇぇぇえ。大好きです、この映画。
封切り時に映画館で見て、DVDで見て、今やマイ殿堂入りのしている1本です。

監督のショーン・ペンは俳優もやっていますが、
確かトレーラーハウス好きで、妻子をほっぽり出して(?)トレーラーハウスで孤独を楽しんでるようなヘンな男です。

私はこの映画に強く強く惹かれた自分の「業」みたいなものを感じました。

嬉しくて、つい出て来てしまいました。
Posted by モモンガ at 2016年02月23日 19:38
イントゥ ザ ワイルド、ぽこみさんのブログで知り、見ました。原作も読んでみたいです。
私も、物質的な豊かさだけではなく、精神的な豊かさも追求したいな、と思いました。ご紹介ありがとうございました。
Posted by Yosh at 2016年02月28日 00:44
3月ごろまでは何とな〜く活動が鈍りますよね。
寒い時期は無理せずに休養たっぷりとって、お片づけや作業しやすい季節に備えればいいかなと思い、50過ぎてからは無理しないようにしています。
まだまだ寒い日が続きますし、楽しめること優先でお体に気をつけてお過ごしください。
Posted by ラピス at 2016年02月29日 23:44
いろいろありまして、終活をかねた断捨離を試みようと、こちらに辿り着き、参考にさせていただきありがとうございました。身体の動くうちになるだけ片付けようと頑張っております。
ぽこみさまもご自愛下さいませ。
Posted by ばこ at 2016年04月17日 07:48
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